青少年のための能楽体験教室
オリンピックセンターの主催で1月29日(日)と2月10日(金)に『青少年のための能楽体験教室』を開催し、合計で98名の方々に参加いただきました。
小ホールの舞台に再現された能楽台に上がり、本格的な雰囲気の中、1月29日(日)の1回目はワキ方待謡と小鼓、大鼓の体験を行いました。普段触れる事のない小鼓や大鼓を講師の方の丁寧な指導により演奏したり、謡(うたい)の体験では「高砂」を大きな声で謡ったりと日本の伝統文化に親しむ貴重な体験教室となりました。参加者の中には外国の方もいて、小さな国際交流の場にもなりました。
〈待謡「高砂」の体験〉
〈小鼓・大鼓の発表風景〉
2月10日(金)の2回目では、四拍子(笛・小鼓・大鼓・太鼓〉の体験教室を行いました。
皆さん正座に悩まされながらも、講師の先生方の出す音色に近づけ、追いつけと真剣な表情で取り組んでいたのが印象的でした。
中でも「能管」とも呼ぶ笛の音が出ず、口の角度をしきりに変えながら空気の出る音しか出ないことに落胆し、そして時折出る本来の笛の音に一喜一憂しながら楽しんでいました。
〈笛の体験〉
〈手前:小鼓体験 奥:大鼓体験〉
笑顔あふれた発表となりました。